
ディズニーランドに一歩足を踏み入れたとたん、ふだんよりも人に対して優しい気持ちになれる。
実は一人一人に魔法がかけられているんです。
それは、簡単な魔法で、誰もが持つやさしい気持ちを呼び覚ますという…
私もまだ魔法から覚めてないのか、本屋でふと目にとまったこの本を買ってしまいました。
内容は、ディズニーランドで実際にあったサービスの内容を紹介したものです。
ディズニーランドのすばらしい研修制度はいくつもの本で紹介されていますが、これはその実践なのです。
本当に涙が出そうな話ばかりです。
- 貴方は何の仕事をしているのですか?
- 一人の石工は不機嫌な表情で、「いまいましい石を切っている」とぼやいた。
- 別の石工は、満足そうな表情で、「大聖堂を建てる仕事をしているんだよ」と誇らしげに答えた。
自己啓発の本では、これも良く聞く内容です。
ディズニーランドのキャスト(働く人のことをキャストと呼ぶ)は、それぞれが自分に仕事に誇りを持ち
「パークに訪れたすべての人の幸せ」という大聖堂を建てようと考えているのです。
同じ仕事でも、誇りを持ってやることで、自分の成長も成果も全く違ってきますよね。

この本も、他の自己啓発本と同じように明確な目標をもち、実践すること、そのために
自分自身をどう磨いていくのかということを書いています。
やればできる、
自分を信じる、
情熱を持つ、などなど・・・
世の中を動かそうとする者は、まず自分を動かさなければならないのだ。-ソクラテス-

これほど「社長として来てほしい」と言われる人もいないのではないか?
それほどまでに、人を引き付けるものを持っているのだと思います。
池本氏のこれまでの体験をもとに書かれているので、非常に勉強になる本でした。
ちなみに、うちの社長に「これを読みなさい」と渡された本です。